商品先物とは
商品先物取引とは、穀物などの収穫前に金額や受け渡し日について契約を行なう、「先渡し取引」が原型となっています。穀物の場合には天候と言った様な不確定要因によって、収穫時期の価格が大きく変動する事があります。しかし先渡しの取引によって、仕入れる量と価格を決定しておく事によって、計画通りの利益を上げる事が出来る様になります。生産者サイドとしても、豊作によって価格が減少してしまうリスクを回避する事が出来ると言うメリットが存在します。この様に、先渡し取引と言うのは、元々は価格を安定させる為の手段の一つとして、発展をしてきました。
現在の先物取引は、契約の期日まで待たなくても、反対売買によって決済をする事が出来る様になっています。また、先物取引は、証拠金取引となっているので、購入に必要となる費用を全額用意をする必要があります。決済の方法は差金決済によって行なわれるので、取引方法としては、CFDに似ている箇所が多くあります。使われ方としては、海外からの大量の穀物や金属などの輸入を行なっている、商社などにとって非常に重要なリスクヘッジの一つとなっています。一般的に、実際に取引を行っているのが少ない分野とはなっていますが、実体経済にも大きな影響力を及ぼしているデリバティブ商品となっています。
商品先物の種類には、主に穀物や金属、原油と言った様な一時産品やエネルギー資源が売買の対象となっています。日本国内の場合には、東京工業品取引所で金・銀・白金・パラジウム・アルミニウム・ゴム・中東産原油・ガソリン・灯油と言った商品があります。他にも東京穀物商品取引所では、とうもろこし・Non-GMO大豆・一般大豆・小豆・アラビカ・ロブスタコーヒー生豆・粗糖・生糸と言った商品が売買されています。
日本以外では、アメリカの商品先物取引所となる、ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金や銀、シカゴ商品取引所(CBOT)の大豆、とうもろこしなどが有名な商品となっています。
